噛み合わせを改善するメリット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
1 / 1

「歯並びの悪さが気になって、口元をついつい隠してしまう」「皆の前で笑顔になれる自信がない」――こうした声は、その方の年齢や性別にかかわらず聞かれます。口元の美しさが笑顔の美しさ、その方の自信につながるのは確かなことですが、その一方で、歯並び以外に目を向けるべきポイントがあります。歯がどのように噛み合わさっているか――上下の歯がそれぞれ正しい機能を果たせる噛み合わせになっているかどうかが重要なのです。ここでは、噛み合わせの悪さから起こる身体の異常などをご紹介しつつ、噛み合わせを改善する重要性、治療法などについて歯科サプリ編集部がお届けします。

この記事の監修ドクター:
鈴木 聡 歯科医師(グリーン歯科クリニック 院長)

 身体の異常と噛み合わせ

ひどい肩こりや頭痛にたびたび悩まされているが、その原因がわからない――こうしたお悩みを抱えておられる方も多数おられるのではないでしょうか。こうした症状にはさまざまな原因が考えられますが、これらの異常が身体の歪みを原因とする場合があるのです。身体の歪みが生じる要因を突き詰めていくと、実は、噛み合わせの悪さを放置したことに原因があるかもしれません。若い時分からさほど噛み合わせが悪かったわけでない方でも、年齢を重ねるうちに口腔内の状況が変化したり、歯ぎしりなどの悪癖が原因で顎の位置が変わることがあります。噛みにくさなどから、左右どちらかで常に食べるといった方もおられるでしょう。こうした習慣などが身体を歪ませ、肩こりや頭痛といった体調の変化に現れてくるのです。

そもそも、「よい噛み合わせ」とはどういった状態を指すのでしょうか。これは、左右上下の歯をかみ合わせたときに均等になること。噛むためには筋肉や顎の関節を用いますが、これらに負担をかけることなく、噛める状態にあることです。噛み合わせは、長い一生を送る間に徐々に変化していきます。食事し続けるうちに、歯もすり減ってきます。噛むための筋肉そのものが弱まることもあるでしょう。そうした変化が、噛み合わせを変化させていくのです。

悪い噛み合わせとは

一般的に「悪い噛み合わせ」と言われる場合は、こうしたゆるやかな変化に起因するものではありません。顎のスペースなどの問題でもともと歯並びが悪い方、何らかの問題で歯を失ったことによるお口の変化などが原因で、口腔内のバランスが崩れた状態を指します。

 噛み合わせの悪さに起因する身体の異常

噛み合わせが悪くなると、さまざまな側面で身体に異常が出てきます。ここでは、身体の部位ごとに、噛み合わせに起因して生じかねない問題を挙げていきます。

口腔内の問題

噛み合わせが悪くなった場合にすぐ思い当たるのが、口腔内の異常です。

歯がぶつかりにくくなったり、噛みにくくなることで、汚れが自然に落ちる環境ではなくなり、プラークがつきやすくなったり虫歯になりやすくなります。また、噛むことができている歯だけに強い力がかかることで歯が揺さぶられ、歯周病が進行しやすくもなるのです。

こうした口腔内の異常に際しても、適切な歯科医療を施せる状態ではないため、思うように治療が進まない現状も挙げられます。歯が斜めになっていたり、凸凹していると、歯の方向に合わせた治療がなかなかできません。このような中で、治療に際して痛みが生じたり、治療後にもかかわらず歯が割れてしまうといった問題が生じるのです。

お顔周りの問題

噛み合わせが悪い場合、顎関節症を発症するリスクも高まります。噛み合わせが少なく、顎の関節にかける負担が大きいため、顎に症状が出てしまうのです。さらに、噛み合わせが悪い方は片方だけで噛むことが多く、筋肉の厚さが不均等になりがちです。顔は、表情筋や咀嚼筋といった筋肉で作られているため、筋肉の厚さいかんで歪んでしまいかねません。

身体的な問題

噛む筋肉である側頭筋が噛み合わせの悪さから緊張すると、頭痛の症状が出てしまいます。また、首や肩にかけてつながる広頸筋のバランスも崩れ、肩こりしやすくもなるのです。注意が必要なのは、噛むバランスが崩れることで、神経のバランスまでもおかしくなる場合があることです。ストレスが大きいような方は特に、精神的な不安定さが現れ、自律神経失調症などの症状としてあらわれるかもしれません。

 噛み合わせの悪さを引き起こす原因

噛み合わせが悪くなる原因は、人それぞれ。複数の要因が重なっている場合もあります。ここでは、そうした要因を一つひとつ挙げていきます。

もともとの歯並びの悪さ

もともと、顎のスペースの狭さなどから歯並びが悪い方がおられます。若いうちは、筋肉や観察がその噛み合わせの悪さを補ってくれるため、さほど噛み合わせに影響がない場合が多数です。しかし、年齢を重ねるうちに、こうしたサポートが働かくなり、歯や歯茎、顎や筋肉などに症状が現れるようになるのです。

歯を失ったあとの放置

歯がもともとの位置に留まっているのは、周りの歯と互いに固定し合っているからです。それにもかかわらず、虫歯や歯周病、怪我などによって歯を突然失ってしまった場合は、その周囲の歯への抑制がきかなくなります。すぐに治療すれば問題ありませんが、「噛むのに特段不便はないから」と放置しておくと、次第に周囲の歯が動いたり倒れてしまって、噛み合わせが悪化するのです。

奥歯の問題を治療した結果

奥歯の虫歯を治療するにあたって、金属の被せ物を多用していたり、詰め物が多数ある場合にも、噛み合わせが悪くなるケースがあります。これは、治療していないもともとの歯とすり減り方が異なるためです。また、患者さまが抱く違和感を軽減するため、被せ物を低めに作っているケースもこうした問題を生みます。さらに、入れ歯が徐々に沈み込むことで、噛む位置が次第にずれてしまったり、プラスチックを原材料とする入れ歯がすり減ることも、噛み合わせ悪化の原因になりえます。

歯ぎしりなどの悪癖や顎の変形による問題

歯ぎしりが癖になっている方は、歯のすり減りが大きな問題です。5ミリほどすり減ってしまっている場合もあり、噛み合わせが深くなったり低くなってしまうのです。さらに、骨の病気などによって顎が変形し、位置がずれることで、噛み合わせが悪化することもあります。

 噛み合わせの悪さを改善する方法

続いてご紹介するのが、噛み合わせの悪さを改善するための方法です。歯科医療を受けること以外にも、日々の生活の中で意識することが重要になります。まずは口腔内に関心を持ち、歯科医師に相談してみてください。

矯正治療による改善

噛み合わせを改善するための具体策として挙げられるのは、まず矯正治療です。口腔内全体や部分的に矯正治療を行ったり、矯正治療後にブリッジやインプラントの治療を行うことで、噛み合わせを改善できます。

矯正治療以外の改善方法

歯を失った部位に歯の代わりを入れる――そういった改善方法もあります。仮歯を入れたりインプラントを埋入することで、噛み合わせを整え、治療を行う方法です。仮歯を用いるメリットは、歯の高さや動きなどを確認できる点にあります。仮歯で確認したのち、適切な高さをもつ被せ物を作製するのです。歯のすり減りを調整するためにマウスピースを活用する方法もありますが、顎の関節そのものの異常を改善するためには、切除などの外科的処置が必要になることもあり、口腔外科に専門的な知識を有する歯科医師への相談が欠かせません。

 噛み合わせ改善のための早道

噛み合わせが悪くなってしまった場合、お口の中だけでなく、身体的にも多数の影響があることがわかっています。そうした状態を改善するための治療の大半は、自費治療になります。保険診療とは異なり、多額の費用がかかるうえに、長期にわたる治療も必要となるのが患者さまの大きな負担になっているのが実際です。

こうした精神的・物理的・経済的負担をできるだけ軽減するためにも、日ごろからのメンテナンスが重要になります。虫歯や歯周病などに起因する歯の欠損を防がねばなりませんし、うつ伏せ睡眠や頬杖、爪噛みといった、歯並びを悪くする悪癖を改めなければなりません。歯の生え変わりの時期を迎えたお子さまの様子に目を配り、乳歯が自然に抜けない場合に歯科医師に相談する、乳歯を抜かざるをえない状況を防ぐといった保護者さまの協力も重要です。

この他にもさまざまなポイントがありますが、もっとも簡単な方法は、毎日鏡でお口の様子を確認すること、定期的に歯科医院に通院して口腔内の状況を診てもらうことです。変化しがちな歯並びや噛み合わせについて、お口のプロの目線で確認してもらうことが、大きな安心にもつながります。歯並びや噛み合わせがさほど悪くなる前に歯科医師に診てもらい、さほど大きな負担を感じることなく治療を行うことができれば、これにこしたことはありません。少しでも気になることがあれば、まずは気軽に相談してみてください。

鈴木 聡 歯科医師 グリーン歯科クリニック 院長監修ドクターのコメント

当院では5才から60代くらいの方を矯正治療の対象としています。
(なるべく歯を抜かないで矯正したい!)という患者様のニーズに従い矯正をしています。
小学生の場合には、なるべく取り外しのできる装置のみで矯正を行います。
それ以降はブラケット矯正で、どんな歯並びでも治していきます。
また、一般治療、インプラント、顎関節治療、歯周病治療、その後の予防歯科やホワイトニングにも対応しています。
お口のお困りごとは何でもお気軽にご相談ください。

 

監修ドクター:鈴木 聡 歯科医師 グリーン歯科クリニック 院長

 この記事の監修ドクター

鈴木 聡 歯科医師 グリーン歯科クリニック 院長

出典:http://www.greendentalclinic.com/
鈴木 聡 歯科医師
グリーン歯科クリニック 院長

PROFILE

・平成2年 広島大学歯学部 卒業
・平成2年~平成6年8月 有馬歯科勤務
・平成6年9月 グリーン歯科クリニック 開業

 噛み合わせ治療でおすすめの歯医者さん 関東編

グリーン歯科クリニック

出典:http://www.greendentalclinic.com/

電話番号 044-934-8239
住所 神奈川県川崎市多摩区登戸新町404 古谷ビル1F
アクセス JR南武線 登戸駅 多摩川口 徒歩2分
小田急線 登戸駅 徒歩2分
診療時間 【月〜日】10:00~13:00/14:30~19:00
※午前は12:30・午後は18:30が最終のご予約可能時間です。
※ご予約優先となります。
休診日 祝日
URL http://www.greendentalclinic.com/
1 / 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る