インプラント後に考えられる後遺症

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インプラントは外科的手術を要する繊細な治療です。いくつかの段階を経て、ようやく治療が終了するインプラントですが、無事に成功したと思っていても後遺症が現れるリスクはあります。

後遺症が現れても適切な対応や処置を行えば改善できることもあります。インプラントにはどのような後遺症が考えられるのかについて、歯科サプリ編集部がお届けします。

インプラントにおける後遺症の現状

後遺症とは、病気やケガの主症状が治癒したあとに長く残存する機能障害のことです。インプラントにおける後遺症は、インプラント治療が終了した後でも継続してなんらかの症状や障害が残ってしまうことを指します。

現在、国民生活センターにはインプラントにおける多くの相談やトラブルの声が寄せられています。中でも多い訴えは以下のような後遺症があげられます。

・歯茎、口唇のしびれ
・いつまでも引かない痛み
・インプラント部位の腫れ
・出血
・違和感や不快感
・副鼻腔炎を起こすようになった・改行、空行操作あり

これらはインプラントの治療過程がすべて終わっても、ずっと続いているものです。インプラントは、外科的手術であごの骨に器具を埋め込み、その上に人工の歯をつくります。非常に繊細な治療になるので、合併症や後遺症のリスクはどうしてもあるのです。

国民生活センターによると、2006年度以降の約5年間では300件以上ものインプラントにおけるトラブルの相談がありました。相談内容は上記の後遺症トラブルが多くを占めますが、これらの後遺症が増え続けている背景には、歯科医師の知識不足・技術不足も大きく影響しているようです。

インプラント治療は特別な専門資格が必要なわけではないため、講習を受けただけで施術をしている歯科医もいるようです。

そのため、2013年に日本歯科医学会により「歯科インプラント治療指針」が出され、インプラント治療のおける基準やプロセス全体が統一・共通認識されるようになりました。

インプラントにおける症状や原因別の後遺症

インプラントには、具体的にどのような後遺症があるのでしょうか。それぞれの後遺症を引き起こす原因とともにみていきましょう。

上顎洞の損傷・炎症

上あごにインプラントを埋め込む場合は、十分な上あごの骨の厚さ・大きさが必要になります。骨が不足している場合や上顎粘膜を押し上げすぎた場合などは、上顎洞という頬の奥の空洞に穴を空けてしまうことになります。

上顎洞に穴が空くと鼻づまりを起こしやすくなるため、副鼻腔炎の原因になるとされています。また、埋入したインプラントが感染してしまうと上顎洞が炎症を起こし、目の下や頬あたりや顔の奥に痛みが生じます。

専用の機械や画像を用い、正確な位置の計算を行いインプラント治療を進めていきますが、施行するのは歯科医師です。上顎粘膜は非常に傷つきやすいのでリスクはつきものですが、歯科医師の経験や技術力が十分でないと、後遺症を起こすリスクが高くなってしまいます。

神経の損傷

下あごの場合、特に下顎神経という大きな神経が走っています。治療中に傷つけてしまうと唇や歯茎にしびれ・感覚が鈍くなる知覚鈍麻や違和感などの症状が現れる可能性があります。

これらの症状に対しては、薬物療法などの治療が行われますが改善されないことも多いようです。その場合、しびれや知覚鈍麻と付き合っていかなければなりません。

痛みや腫れ

術後、痛みや腫れがいつまでも引かない場合は、細菌感染も考えられます。

手術中の感染や術後のセルフケア不足・インプラント周囲炎による感染などがありますが、処置で対応しきれない場合は、最終的にインプラントを除去しなければならないこともあります。

後遺症に対する処置

これらの後遺症が現れた場合、一生付き合っていかなければならないのか?治るのか?など非常に気になるところです。

後遺症の出現=インプラント失敗ではありません。先でも述べたように、治療自体が繊細であるインプラントにはリスクがつきものです。後遺症が現れても、早期発見でき、適切な処置が行われることで症状が改善できる可能性はあります。

実際にどのような処置が行われるのか症状や原因別にみていきましょう。

上顎洞損傷・炎症の場合

上顎洞を損傷し穴が空いてしまった場合、特殊な素材や薬剤を使用し、骨で穴を埋めるほか空いた部分の骨を形成するという手段をとります。適切に処置を行えば、骨がつくられ穴はふさがります。

また、上顎洞に炎症が起きてしまった場合はインプラントの除去を行うこともあります。洗浄や抗生剤を使用し炎症を抑えてから、再度インプラントの埋入が行われます。

神経障害の場合

しびれや知覚鈍麻に対し、薬物療法を行います。ビタミン剤を服用することで改善する場合があります。また、赤外線治療や損傷した神経を縫合する治療法などもあります。

しびれや知覚鈍麻はすぐに症状が改善しない場合も多いです。長期的に経過観察しなければならないケースもあります。

痛みや腫れが引かない場合

痛みや腫れの原因が細菌感染である場合、抗生剤の投与や感染部位の洗浄を行います。感染が深く進んでしまっている場合は、感染部位の歯肉を切除したり、インプラントを除去する可能性もあります。

後遺症は誰でも起こり得るからこそ適切な対応ができるかが大切

近年、普及し続けているインプラント治療ですが、それとともに後遺症に苦しんでいるというトラブルも増えています。インプラントは非常に繊細な治療なので、後遺症のリスクはつきものです。歯科医から事前にしっかりと説明を受け、理解した上で治療に臨むことが大切です。

また、歯科医師における検査や診断・手術における手技・術後の管理などが適切に行われていれば、最小限に抑えることができた事例も多いです。知識・技術ともに十分でない歯科医師が増えていること、安価な治療費で行っている歯科医院があるということも、後遺症が増えている大きな原因です。

インプラントの後遺症が起きてしまっても、ほとんどの場合、最終的にはインプラントの除去・入れ替え・骨の再生など、やり直しを行うことで症状が改善されることが多いようです。

しかし、後遺症は治らないこともあります。しびれや知覚鈍麻を引き起こす神経損傷が起きている場合は、これらの症状が一生付き合っていかなければならないことも考えられます。適切な対応や処置が可能な歯科医を選ぶことも重要です。

リスクを十分に考慮した上で、信頼できる歯科医を選び、術後のセルフケアも確実に行うことで、後遺症におけるトラブルは回避できるのではないでしょうか。

インプラント治療でおすすめの歯医者さん 関東編

シティタワーズ豊洲津田デンタルクリニック

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