お口の臭いの原因となる歯周病とその治療

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お口の臭いの原因はさまざまですが、そのひとつに歯周病があります。なかなか改善しないお口の臭いは歯周病によって引き起こされている可能性があり、歯科医院で適切な治療を受ける必要があります。デリケートな悩みであるお口の臭いと歯周病の関係のほか、進行度に応じた歯周病の治療の進め方や治療後の予防方法について、歯科サプリ編集部がお届けします。

デリケートなお口の臭いと歯周病

「自分の口の臭いが気になっている」という悩みを抱える方は意外に多くいます。しかし、お口の悩みはデリケートな問題と捉える方も、周囲の人に気軽に相談することが難しい傾向があります。また、お口の臭いはさまざまな要素によって引き起こされるため、病院にかかる場合にも、どの診療科を受診してよいかわからずにいるという方も珍しくありません。お口の臭いを改善するためには、その原因をしっかりと突き止めて適切な治療を行うことが肝心です。

お口の臭いのさまざまな原因

お口の臭いはニンニクやニラ、ネギなどの臭いの強い食品を食べたときに起こりますが、これらの食餌性の口臭は一過性のもので、時間の経過とともになくなります。しかし、身体の不調や疾患によって引き起こされるお口の臭いは長く続くケースが多いため、お口の臭いを改善するためには、治療などによって身体の問題を取り除く必要があります。

呼吸器や消化器系の疾患や糖尿病などの持病がある場合や口腔環境に問題がある場合にはお口に臭いが出やすくなるため、しっかりとお口の臭いの原因を見極めたうえで適切な治療を行うことが大事です。

口腔環境の状態がお口の臭いの原因となっているケースのなかでも、とくに多く見られるのは歯周病です。歯周病は自覚症状の少ない疾患のため、お口の臭いが気になって歯科医院を受診した際に、歯周病であることを指摘される方も珍しくありません。

歯周病が原因となって起こるお口の臭い

歯周病は重症化するまで、症状が目立ちにくい疾患です。お口のなかにこれといった問題がないと思っている方であっても、歯周環境が乱れている方は少なくありません。お口の臭いが気になる方は歯周病の症状が原因となっている場合があります。毎日の歯磨きの際に歯茎から出血が見られる場合や歯茎が腫れている場合には、すみやかに歯科医院を受診して検査を受けることをお勧めします。また、口のなかの粘つきや歯の揺れ動きも同じく歯周病の症状であるため、放置せず歯科医院にかかるといいでしょう。

お口の臭いだけではない歯周病のさまざまな症状

歯周病はお口の臭いの原因となる疾患ですが、近年の研究により、お口の臭い以外にも身体全体にさまざまな影響を及ぼすことが明らかになっています。お口の臭いを改善し、さらに身体全体の健康を長く保っていくためにも歯周病の予防や治療は欠かすことができません。歯周病という疾患を耳にしたことのある方であっても、その症状の有無についてはわからないという方も少なくありません。お口の臭いが気になるという方も、その改善をきっかけにして歯周病の予防や治療に積極的にしっかり取り組んでいくことが望まれます。

臭いの原因はお口のなかに増えすぎた歯周病菌

歯周病はお口のなかに増えすぎてしまった歯周病菌によって引き起こされる感染症です。毎日の歯磨きでは落とし切れない汚れがお口のなかに徐々に蓄積して歯周病菌が増殖し、やがてお口の臭いの原因となるメチルメルカプタンや硫化水素を発生させます。成人の8割に何らかの症状が見られ、免疫力に衰えが出始める中高年世代になると症状が一気に進行してしまうケースも珍しくありません。強い口臭や歯の揺れ動きを訴えて歯科医院にかかったときには、すでに重症化している場合も多く見られます。

歯周病菌が引き起こすさまざまな症状

歯周病の症状が進行すると、歯を支えている歯槽骨が少しずつ侵されていきます。歯周病菌によって歯槽骨の破壊が進むと、支えを失った歯はぐらぐらと揺れ動くようになり、やがて抜け落ちてしまいます。若い世代の方が歯を失う原因としてもっとも多くみられるのは虫歯ですが、中高年世代の方が歯を失ってしまう原因としてもっとも多いのは歯周病です。

お口の臭いの改善だけでなく、年齢を重ねても自分の歯で噛んで食べられる状態を維持するためにも、歯周病の予防と治療に取り組むことが大切です。また、歯周病は誤嚥性肺炎や心疾患を引き起こすリスクも高めてしまいます。そのため、歯周病の予防と治療に取り組むことはお口だけでなく身体全体の健康を保つことにも大きく寄与します。

歯周病の治療とセルフケアを中心とした予防

お口の臭いや歯を失ってしまう原因となる歯周病の治療は、お口のなかに増えすぎた歯周病菌を減らすことを目標にして進められます。歯科医院ではまず歯周ポケットの深さなどを測定して、症状の進行度などをチェックします。その後、症状の進行度や患者さまの生活環境に合わせた治療計画が検討されますが、いずれの場合も歯周環境の改善には長い時間がかかります。

症状が軽度の場合に行う歯周基本治療

歯周病の症状が重症化していない場合には歯周基本治療によって症状の改善を目指すケースがほとんどです。歯周基本治療では歯科衛生士などが行うお口のなかのクリーニングや歯の表面に付着している歯石の除去を繰り返し行うことで、歯周環境の改善をはかっていきます。多くの場合、複数回にわたって通院しながらお口のなかのコンディションを整えていきます。歯周病菌の数が少なくなって、より清潔な状態に近づくことで歯周病菌が原因となって起こっていたお口の臭いも解消していきます。治療後も、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け続けることで、良好な口腔環境を保ちやすくなります。

重症化した歯周病のケースで行われる歯周外科治療

重症化した歯周病では、歯周ポケットの奥深くに歯石などの汚れが入り込んでいるため、汚れの除去を行うことが困難です。そのような場合には、フラップ手術などの外科的な処置を行って歯周ポケットの内部を露出させたうえで歯石の除去を行う必要があります。外科的な処置に対応していない歯科医院も多く、重症化した歯周病の治療を行う場合には、歯周病治療を専門的に行う歯科医院や規模の大きな医療機関への紹介が行われることも珍しくありません。また、歯科医院によっては口臭外来を設置してお口の臭いについての相談を受付けている場合があります。

歯周病予防の基本は丁寧なセルフケア

歯周病は治療を終えた後もしっかり予防に取り組まなければ、症状が再発してしまいます。ご家庭におけるセルフケアは歯周病の予防の中心です。正しい方法によるブラッシングとフロスや歯間ブラシを活用したセルフケアでお口のなかを清潔に保ち、定期的に歯科医院でプロによるお口のケアを受けることで、歯周病の進行を食い止め、お口の臭いの発生も抑えやすくなります。

お口の臭いの悩みも歯科医院に相談

デリケートな「お口の臭い」の悩みは人に相談することが難しく、コンプレックスを抱えたまま改善に向けた一歩を踏み出せない方も多くいらっしゃいます。お口の臭いの原因はさまざまですが、歯周病はお口の臭いの原因として多く見られる疾患であるため、まずは歯科医院を受診して歯周病の症状のチェックを受けることが大事です。

重症化すると歯を失ってしまうことにも繋がる歯周病は、自覚症状の少ない段階で治療に取りかかることで、お口の臭いの改善に道をつけることが可能となるだけでなく、口腔環境が改善されてお口の健康をより長く保ちやすくなります。歯周病の治療によってお口の臭いの悩みを解消し、心身ともに健康的な毎日を取り戻しましょう。

歯周病治療でおすすめの歯医者さん 関東編

大和スマイル歯科クリニック

出典:http://yamato-smile-dc.com/

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