効果抜群!小児歯科で注目の虫歯予防方法「シーラント」

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子どもの虫歯予防のために歯磨きだけでなく、フッ素塗布などをされている人も多いと思いますが、保険の適応にもなる虫歯予防法「シーラント」はご存知でしょうか?

歯の生え始めに行うことでかなり高い虫歯予防効果が実証されている、小児歯科の分野で注目のシーラント。その方法や治療費、注意点についての調査結果を歯科サプリ編集部がお届けします。

 

保険適応される虫歯予防「シーラント」

シーラントは、虫歯予防のために合成樹脂を歯の溝に埋め込む処置です。奥歯の溝の部分など、汚れが溜まり虫歯菌が繁殖しやすい部分の歯の表面をコーティングすることで、虫歯にならないようにする処置になります。

シーラントの虫歯予防効果

シーラントを行った子どもと、行っていない子どもを3年間比較したデータによると、実に67%の虫歯がシーラントで予防できたという結果が出ました。このデータからもわかる通り、子どものころにシーラントを行うことで虫歯のリスクは大幅に低下することができます。

ただし、あくまでシーラントは虫歯予防の処置の方法です。虫歯の治療方法ではないため、虫歯がすでにある場合にはその治療をしたうえでシーラントをしなければ意味がありません。

シーラントはどの歯に行う?

シーラントは、溝が深く虫歯のリスクが大きい歯に行うことが多いです。そのため、一般的には溝が深い第一前臼歯に行います。

そのほか、前歯の裏側のくぼんだ部分や、第一前臼歯以外の臼歯に行うこともあります。第一前臼歯のみでいいという意見もあれば、溝がある歯であればやっておいた方がいいなど、どの歯に行うかに関しては歯科医の中でも意見が分かれているようです。

シーラントには健康保険が適応される

基本的に予防処置は保険適応にならないケースが多いのですが、シーラントは虫歯予防の処置にもかかわらず健康保険を適応できるというのが大きなメリットになります。ただし、その適応年齢は6~12歳。13歳以上になると保険適応での処置はできなくなります。

シーラントの実施時期

シーラントは虫歯の予防処置ですので、虫歯が出る前に行うことが理想です。シーラントによる予防には処置を実施する時期も非常に重要になります。

6歳から開始するのが一般的

シーラントを行う最も一般的な時期は、シーラントを行う臼歯の永久歯が生えてすぐのタイミングになります。そのため、第一前臼歯が生える6歳くらいから始めることが多いようです。そうすることで、第一前臼歯に虫歯ができる前に予防処置をすることができます。

第一前臼歯以外に前歯や他の臼歯に行う場合は、それぞれその永久歯が生えたタイミングで行うことが望ましく、そのためシーラントの保険適応は6歳~12歳の小児歯科となっています。

乳歯に行う場合には6歳以前

シーラントは基本的には永久歯に行うものですが、乳歯にシーラントをする場合もあります。

乳歯の虫歯が奥の方まで影響してしまうと、生えてすぐの永久歯が虫歯になってしまうことがあります。乳歯にシーラントを行う目的は、それを防ぐことにあります。

乳歯の臼歯が生えて来るのは2歳6か月くらいですので、そのころを狙って乳歯のシーラントを行います。ただし、乳歯のシーラントは、初期の虫歯が見つかった場合のみに保険が適応となり、虫歯がない場合は自己負担での処置になりますので注意しましょう。

シーラントの費用と処置内容

次にシーラントの実際について見て行きましょう。

保険適応であれば1本500円程度で行える

シーラントは保険適応されれば1本500円程度で行えますので、処置にそれほど費用はかかりません。保険適応されない年齢での処置の場合でも、1本あたり1,000~2,000円程度であり、それほど高額にはなりません。

虫歯がある場合にはその治療を先に行う必要があるため、虫歯の状況によってその治療費が追加で必要になります。

15~30分のシーラント処置

シーラントの処置はそれほど時間がかかるものではなく、通常15~30分で終了します。

まず歯の表面をきれいにし、水分をしっかり取った後、特殊な薬剤を歯の表面に塗ります。その後、歯の溝の表面にシーラントのペーストを流し込み、固めるための光を当てて処置が終了になります。

しっかり固まっているかを確認してもらい、帰宅することができます。

シーラントの注意点

シーラントは費用も時間もそれほどかからない手軽な虫歯予防法ですが、いくつか注意点があります。

シーラントははがれ落ちることがある

シーラントは歯の溝をコーティングするものでありますが、永久にくっついているものではありません。歯を使うたびに徐々にもろくなりはがれ落ちてしまうことがあります。

特に、歯を強く食いしばる癖があったり、歯ぎしりをする癖があったりするとシーラントがはがれやすくなります。シーラントがはがれてしまうとその場所がかえって虫歯になりやすくなってしまうことがあるので要注意です。

そのため、シーラントを入れてもらったら定期的にチェックしてもらい、はがれている場合にはそこにシーラントを再度塗りなおしてもらう必要があります。シーラントは一回やればそれで終わりではなく、その効果をしっかり出すためには定期的なメンテナンスが必要になります。

シーラントは虫歯を100%予防するものではない

シーラントは、一番虫歯になりやすい歯の溝の部分をコーティングして、その部位から虫歯になるのを防ぐ処置です。シーラントをしていても、それ以外の部分から虫歯が出てきてしまうこともあり、100%虫歯を予防できるものではありません。

そのため、シーラントをしたから大丈夫だと勘違いせず、しっかりした歯磨きの実施やフッ素塗布を併用するなどして、できるだけ虫歯の予防効果を高めるようにしましょう。

虫歯になっている歯にはシーラントができない

虫歯のある歯には、その虫歯治療を行ってからしかシーラントをすることができません。そのため、できるだけ虫歯のリスクの少ない、生えてすぐの歯に処置をすることが大切です。また、虫歯の予防として乳歯の時からのシーラントも効果的になります。

子どもの歯の健康を守るシーラント

シーラントは虫歯を100%予防できるものではありませんが、子どもの虫歯のリスクを大きく低下させてくれる予防方法です。

保険適応にもなる小児歯科であり、それほど手間がかかる処置でもないため、子どもの歯の健康を守るためにはぜひおすすめしたい予防処置になります。

シーラントの効果をしっかり出すためには、虫歯ができる前の適切な時期に処置を行ってもらう必要があります。時期を逃すと、シーラントの最大限の効果が得られないだけでなく、保険適応にもならなくなってしまう可能性もあります。また、シーラントをした場合には、その後のチェックをしっかりしてもらうことも大切です。

この記事を参考に、虫歯予防の効果的な方法として、おうちのお子さんにもシーラントを考えてみませんか?

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あいデンタルクリニック

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