親知らずは歯科で抜くべき?口腔外科で抜くべき?

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親知らずは、最後に生えてくるため、他の歯と違いきれいに生える場所が残っていないことがほとんどです。そのため、まっすぐに生えず斜めや横向きに生えてしまい、歯磨きがしにくい状態になることもよくあります。歯磨きがしにくいと汚れが溜まりやすく、虫歯になったり、腫れてしまったりします。

痛んでしまった親知らずを抜く時には、歯科と口腔外科、どちらで抜くのがよいのでしょうか?親知らずについて、歯科サプリ編集部がお届けします。

最後に生えてくる親知らずとは?

小学校にあがる前後辺りから抜け始める乳歯は、その後6年から7年ほどかけて、ゆっくりと永久歯へと生え変わっていきます。そして、18歳から20歳ぐらいになると、最後の永久歯が奥歯の奥に上下左右1本ずつ、計4本生えてきます。それが親知らずです。専門用語では、第3大臼歯、智歯(ちし)と呼ばれています。

この親知らずは、28本の永久歯が全て生え揃った数年後に生えてくるため、親知らずが生える頃には、そのための充分なスペースが残されていないことがよくあります。まっすぐ生えたくてもスペースが足りないため、斜めや横向きに生えてしまうことの多い親知らずは、その周辺の歯や歯茎にさまざまな影響を及ぼす場合があるのです。

親知らずの生え方の主な種類とは?

親知らずの生え方は、自分の舌や指先で触っただけではよく分かりません。親知らずによって、歯並びが悪くなったり、歯茎が腫れたりする症状が引き起こされる場合は、親知らずを抜いた方が良いケースがあります。また、生え方の違いによって歯科での抜歯が可能か、それとも、口腔外科での抜歯が必要かどうかも、変わってきます。

まっすぐ生えている親知らず

上下左右の奥歯の奥に、他の歯と同じようにまっすぐ生えている状態の親知らずは、一般の歯科でも抜歯可能といわれています。しかし、奥歯を虫歯などで抜いた場合など、親知らずをブリッジの土台にしたりすることができるので、やみくもに抜いてしまうのはおすすめできません。一番奥という磨きにくい位置にある親知らずですが、正しく丁寧にブラッシングし、健康に保つよう意識しましょう。

歯茎に埋まっている親知らず

歯茎の中に完全に埋まってしまい、親知らずの姿が全く見えない状態を「完全埋伏智歯(かんぜんまいふくちし)」といいます。この状態だと、歯ブラシで親知らずを清潔に保つことが物理的に必要なくなるので、通常、あまり不快な症状はあらわれません。しかし、歯茎の中で、親知らずが他の歯や神経に影響を及ぼし、痛みや腫れなどの症状を引き起こす場合もあります。定期的にレントゲン撮影を行い、歯茎の中の親知らずの状態をチェックするのがおすすめです。

横向きに生えている親知らず

親知らずが横向きに生えてしまい、歯茎から親知らずの一部分だけのぞいている状態を「水平埋伏智歯(すいへいまいふくちし)」と呼びます。横向きに生えてしまった親知らずが、奥歯を押して歯並びを悪くしたり、腫れや痛みの症状を引き起こしたりする場合があります。

斜めに生えている親知らず

親知らずが斜めに生えてしまい、歯茎から親知らずの一部分だけでている状態を「半埋伏智歯(はんまいふくちし)」と呼びます。歯磨きしても汚れをきれいに落としにくく、虫歯や歯周病といった症状を引き起こしやすい生え方で、歯並びにも影響を与える原因となる可能性があります。

親知らずは歯科と口腔外科のどちらで抜くのがおすすめ?

歯科は、虫歯や歯列矯正など、歯と歯に関係している歯茎などのトラブルを診療したり、歯と歯茎を健康に保つための歯磨き指導などを行ったりする科になります。

一方、口腔外科は、歯だけでなく、粘膜などを含めた口の中(口腔)全般や顎、顔などのトラブルを診療する科になります。「外科」と名がついているように、口の中や顎などの手術を行うことも多くあります。

そのため、親知らずは生え方や状態によって、歯科で抜歯が可能なものと、口腔外科での抜歯が必要なものの2種類に分けられます。

歯科で抜歯可能な親知らずとは?

さまざまな埋まり方がある親知らずの場合、歯科で抜歯可能な親知らずのタイプは限られてしまいます。 他の歯と同じようにまっすぐ生えている親知らずは、一般の歯科でも抜歯可能な場合が多いため、親知らずの抜歯を考えている人は、一度、かかりつけの歯科で相談してみるのがよいでしょう。 親知らずが横向きや斜めに生えていて、歯茎にも埋まっている状態の場合は、歯科によって対応が異なりますが、多くの場合、口腔外科を紹介されることになります。

親知らずが斜めや横向きに生えている場合

親知らずが歯茎に埋まりながら、横向きや斜めに生え一部分だけ露出している場合、埋まっている部分を取り出すために局部麻酔などを行い、その周辺の歯茎や骨を取り除くという外科的処置を行う必要があります。

親知らずが歯茎に埋まっている場合

親知らずが完全に歯茎の中に埋まってしまっている場合、どの程度深く埋まっているのか、顎の神経が親知らずに絡んでいないかなどを、CTなどで確認する必要があります。親知らずが深い位置に埋まっているほど、顎の神経にも近くなるため慎重に調べる必要があります。

下の親知らずの場合、すぐ近くに下顎管(かがくかん)と呼ばれる血管が通っている場所と、大きな神経があります。親知らずを抜く時に、この下顎管を傷つけてしまうと血が止まらなくなったり、場合によっては、麻痺が残ってしまったりする可能性もあるとされています。

また、親知らずが歯茎の表面近くではなく、顎の骨の奥の方に埋まってしまっている場合、抜歯のために、歯茎だけでなく親知らず周辺の骨を大きく削らなくてはなりません。そのため、親知らずを取り除いた後に、痛みや腫れといった症状を引き起こす可能性が高くなるとされています。

親知らずの抜歯は口腔外科がおすすめ

日本人の顎は他の民族に比べ、小さめといわれています。そのため、永久歯が生え揃った後に生えてくる親知らずは、充分なスペースを使うことが出来ず、どうしても、横や斜めに生えてくることが多いとされています。親知らずは、歯ブラシが届きにくい一番奥にある上、生え方がまっすぐでないと、どうしても磨き残しがおきやすく、気をつけていても虫歯や歯周病などの原因にもなりやすくなります。

親知らず付近の歯茎が腫れているような気がする、歯磨きはきちんとしているはずなのに最近奥の方の歯が痛い気がする、などの症状があらわれた場合は、速やかに歯科に行き適切な診療を受けましょう。

また、親知らずはむやみに抜けばいいというものでもありません。個々の親知らずの症状に合わせた適切な診断の上、抜歯を行うか、定期的にチェックを行い様子をみるか、担当医とじっくり相談の上、決めていくのがおすすめです。

親知らずの抜歯でおすすめの歯医者さん 関東編

府中駅前歯科

出典:http://www.fuchudc.com/

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住所 東京都府中市寿町1-1-3
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【水曜】9:30~13:00(祝日のある週は18:00まで診療します)
【土曜】9:30~13:00/14:30~17:00
休診日 日曜日・祝日
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