歯列矯正の効果っていつから現れる?どんな効果が期待できる?

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歯列矯正の効果は笑った時の歯並びが美しい、といった審美的なことはもちろん、噛み合わせがよくなることで頭痛や肩こりがなくなったり、虫歯になりにくくなったり、感染症にかかりにくくなったりと、嬉しい効果がもたらされることもあります。顎の骨が発達することで、顔の輪郭そのものが変わることも。

こういった矯正の効果は、いつから実感できるようになるのでしょうか?

今回は、歯列矯正によってもたらされる効果と、その効果が実感できる時期について歯科サプリ編集部がお届けします。

歯が動く仕組みと動く速度

歯列矯正で歯が動く仕組み

一般的な歯列矯正であるマルチブラケット矯正は、歯に四角いブラケットをつけ、ブラケット一つひとつにワイヤーを通して力をかけて少しずつ歯を動かしていくというもの。なぜ力をかけると、しっかり骨と結合しているはずの歯が動いていくのでしょうか。その仕組みについて、説明しましょう。

矯正で歯を左に動かすときには、歯の左側に力がかかるようにします。そうすると左側の歯根膜(歯のクッションの役割を果たしている膜)が縮みますが、元も戻そうとする力も働くために周囲の骨を溶かしてしまいます。逆に右側の歯根膜は引っ張られて、新しい骨を作っていきます。

つまり、歯を支えている左側の骨が吸収され、右側の骨が作られるため、歯は少しずつ左に動いていくというわけです。

このように、歯列矯正は骨が溶け、作られるという歯の代謝の仕組みによって歯を動かしているのです。

歯の動く速度は0.3mm~0.5mm

歯列矯正によって歯が動く速度は、だいたい1ヶ月に0.3mm~0.5mmだといわれています。意外に少ない……と思う方も多いかと思います。しかし、力を強くかけて早く動かそうとすると、骨が溶ける、骨を作るといった順番の骨を作る、が追いつかず、骨が溶けてしまい歯根も徐々に短くなってしまいます。そのため、矯正は1年~5年と、じっくりゆっくり時間をかけて行うのです。

もし歯を1本、ほんの2mm動かそうとするだけでも、1ヶ月に0.5mm動く計算で最低4ヶ月。そこから定着させるのにも時間が必要なので、たった1本を2mm動かすのに半年以上かかってしまうという訳です。

人によって異なる矯正を実感できる時期

歯列矯正を始めて数ヶ月経ったのに効果が実感できない、という方が時々いますが、上記の通り矯正は時間のかかるもの。人によっては半年くらい経たなければ効果を感じられない、という人もいるようです。

一方、フロスなどがスムーズに入るようになったということで、2ヶ月ほどで効果を感じる人もいます。歯並びは人それぞれなので、効果も人それぞれ。不安になったときは担当の歯医者さんに相談して、今どんな状態なのかを確認するとよいでしょう。

歯列矯正によってもたらされる効果

スマイルライン、Eラインに効果的

笑ったときに弧を描いたような下唇のラインのことを、スマイルラインといい、バランスのよい美しいラインだといわれています。また、鼻から顎までのラインのことをEラインといい、鼻と顎をつないだ直線内に唇が入っていると美しく見えるといわれています。

歯列矯正を行うことによって、審美的効果があり、スマイルライン、Eラインともに美しくなって自信を持って笑うことができるようになります。

はっきりした輪郭に

矯正治療によって噛み合わせが改善されることにより、以前よりも左右・前奥の歯を均等に使って噛めるようになります。これにより顎に正しく負担が伝わるようになり、筋肉への負荷も少なくなって、顎が小さくシュッと細くなることがあります。

また、顔の輪郭が左右不対称だった場合も、矯正により噛み合わせが正しくなり、ある箇所だけに負担をかけて噛んでしまうということがなくなって左右対称になっていったという報告もあります。

頭痛・肩こりが減少

矯正治療により左右・前奥の歯を均等に使って噛めるようになることで、口周りの筋肉、関節などに負担をかけることがなくなります。噛み合わせが悪いと筋肉や関節だけでなく、ひいては骨や神経にも余分な負担がかかり、顎関節症、頭痛、肩こり、めまい、だるさのほか、姿勢が悪くなるといったことが起こることがあります。

こういった症状を咬合関連症といいます。この咬合関連症も、歯列矯正で噛み合わせを整えることで、改善されていきます。

口呼吸から鼻呼吸に

出っ歯や受け口といった状態の場合、口元に隙間ができるため、どうしても口呼吸になりがちです。口呼吸になると唇や口のなかが乾きやすいというだけでなく、鼻のようにウイルスや細菌、埃などを取り除くことができず、直接粘膜にウイルスや細菌がつくため、感染症のリスクが高くなります。

噛み合わせが正しくなることで、口が閉じられ、鼻呼吸がしやすくなって免疫力も向上し、病気のリスク等が減少します。

虫歯・歯周病が減少

八重歯などで歯が重なっているとどうしてもブラッシングが難しく、また歯間に余分な隙間があると食べカスが挟まりやすくなってしまいます。そこからさらに、虫歯や歯周病に発展することも珍しくありません。

しかし歯並びを矯正することにより、歯の重なりや余分な隙間がなくなり、ブラッシングやフロスなど歯のお手入れがしやすくなります。これにより、虫歯・歯周病になりにくく、結果として歯の寿命を長くすることができます。

矯正方法によって異なる効果

マルチブラケット矯正(ワイヤー矯正)

ブラケットにワイヤーを通して歯列矯正を行うマルチブラケット矯正は、最も一般的な矯正方法です。歯の表側からする方法と裏側からする方法があり、目立たないほうがよいなら裏側の矯正がおすすめです。

この矯正は、八重歯、出っ歯、受け口、隙間、さらに数本の抜歯を行うような大きな矯正の場合など、どんな場合にも使うことができます。どんな歯並びでも効果が期待できるベーシックな方法といってよいでしょう。

大人のマウスピース矯正

ワイヤー、ブラケットを使わずに、透明なマウスピースを使って矯正を行うのがマウスピース矯正です。一人ひとりに合わせたマウスピースを作り、治療の段階に合わせて新しいマウスピースに変えていき、矯正を行います。

目立たない、自分で取り外せるマウスピース矯正は便利ですが、抜歯して大きく歯を動かすような場合、歯がねじれているような場合には矯正が難しくなる傾向があります。大きく歯を動かす時はマウスピース矯正よりも、ワイヤー矯正のほうが効果的です。

マウスピース矯正は、すこし前まで大人のみでしたが、最近では中学生以上に対応したマウスピースなども登場しています。

こどものマウスピース矯正

まだ乳歯が多い、子どものためのマウスピース矯正があります。これは歯並びを修正するというよりも、小さい顎を拡大し、永久歯が生えてくるスペースを作るというものです。

1日数時間マウスピースをはめ、噛む訓練を行って顎の発達を促していきます。これを口腔周囲機能訓練といいます。最近、子どもに口呼吸が多いという報告がなされていますが、この方法だとマウスピースをはめている間は鼻呼吸になりますので、健康面にも効果があります。

ただし、永久歯が増えてくると適応外になりますので、早めの取り組みがおすすめです。

歯列矯正の意外な効果

歯列矯正でもたらされる意外な効果と、実感出来る時期などについてご説明しました。あなたの気になる慢性的な頭痛・肩こり、腰の痛みはもしかすると、歯並びが原因かもしれません。

しかし歯列矯正は、治療によって逆に噛み合わせが悪くなり頭痛・肩こりが悪化する、歯が動かず矯正が長期間に渡る、歯根が溶けて歯がグラグラする、矯正したものの後戻りしてしまった、というような失敗もあります。

このようにならないためには、まず自分がある程度歯列矯正について学ぶ、いくつか歯医者さんを回ってみる、信頼できる歯医者さんを選択するといったことが必要です。歯科医院によっては、「歯科矯正無料相談会」を行っているところもあります。歯列矯正を考えている方は、一度足を運び、まずは相談してみましょう。

歯列矯正でおすすめの矯正歯科 関東編

オリーブ歯科・矯正歯科 赤羽南口

出典:http://olive-dc.ne.jp/clinic.html

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