インプラント?入れ歯?歯がなくなった時の治療法

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永久歯は一度なくなってしまうと、二度と生えてきません。

歯を取り戻す方法として考えられるのが、「インプラント」や「入れ歯」です。

どちらにもメリット・デメリットがあり、治療の選択方法は患者次第です。

そこで、歯を失い、歯の治療で「インプラント」にするか、「入れ歯」にするか悩んでいる方に、両者の違いについてご紹介します。

この記事の監修ドクター:
伊藤 貴志 歯科医師 いとう歯科 院長

歯を失った時の選択肢①:インプラント治療

インプラント治療とは

インプラントは、歯を失った顎の骨にフィクスチャーと呼ばれる人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける最先端の治療法です。

インプラント治療のメリット

インプラント治療の最大のメリットは、永久歯のような丈夫な歯を取り戻すことができることです。

さらに定期的なメンテナンスを行えば、半永久的に丈夫な歯を維持できます。また、ブリッジと異なり、歯を削る必要がない点も優れています。

見た目も通常の歯と遜色なく見栄えがよい、痛みや不具合が出にくいなどのメリットも挙げられます。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療において、1番ネックなのが治療費用です。

インプラント治療は、保険適用外のため、全額自己負担になります。

インプラント治療1本が30~40万円ほどするので、総インプラントにする場合、1000万以上の治療費がかかります。

また、インプラント治療は外科手術を必要とする中で、神経を損傷してしまう治療事故が起こる可能性も否定できません。

その他、インプラント治療では人工歯根が骨と定着するのに3~6カ月ほどかかります。骨と人工歯根が結合できたら、人工歯を取り付けます。

よってインプラント治療が完了するまでには少なくとも半年~1年程度の期間を要します。

歯を失った時の選択肢②:入れ歯治療

入れ歯治療とは

入れ歯は、歯を失った時の代替方法として、もっともポピュラーな治療法です。

取り外し可能な入れ歯を残存している歯にバネで引っ掛ける、歯ぐきの上に吸着させるなどして装着します。

入れ歯治療のメリット

入れ歯治療のメリットは、気軽に入れ歯を作れる点です。

インプラント治療のような外科的手術の必要がないので、治療期間も1カ月程度で完了します。

入れ歯は取り外しが可能なので、メンテナンスも楽です。また、保険も適用されるので、比較的安価で治療ができます。

入れ歯治療のデメリット

入れ歯治療最大のデメリットは、異物感がある、噛む力が弱くなってしまう点です。

健康な歯の35~40%程度の能力しか発揮できないと言われています。
(参考URL:三宮クローバー歯科クリニック) 。

物を食べた時も、違和感が強く、食べ辛くなります。

また、部分入れ歯は両脇の歯にバネで固定されているので、歯の見栄えが悪くなります。

さらに、バネのせいで、両脇の歯に大きな負担がかかります。

インプラント治療と入れ歯治療、どっちがいい?

インプラント治療、入れ歯治療の両者にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが良いとは一概に言えません。

インプラント治療は高額で外科処置をともなうため、始めてしまうと後戻りがでできません。

その点、入れ歯治療は安価で気軽にできる治療法です。

そこで、まず入れ歯で治療を行い、様子を見るといいかもしれません。

入れ歯を装着してみて、あまり自分に合わないと感じたり、もっと咬めるようになりたいと思えばインプラントに切り替える。

また、特に不満がなければ継続して入れ歯を使用する、とすればどちらが自分に合っているかを見極めることができます。

インプラント治療も入れ歯治療も歯科医師が重要

インプラント手術をするにしても、入れ歯を作るにしても歯医者の技量抜きには語れません。

技術が未熟な歯科医師にあたってしまうと、とても悲惨なことになってしまいます。

インプラント治療における歯科医師の重要性

インプラント治療は、見栄えがよく、頑丈な歯を取り戻せるとあって、人気の治療法です。

そんな患者のニーズの高まりに対し、インプラント手術ができる歯科医師が少ないのが現状です。

最先端の治療方法のため、技術習得には時間がかかります。

しかし、中には未熟な腕のまま治療を行っている医師も残念ながら存在するのが実情です。

現にインプラント手術を巡るトラブルの相談が国民生活センターへなされており、相談件数は年々増加傾向にあります。

未熟な医師に当たってしまうと手術が失敗するだけでなく、最悪死亡してしまうケースも出ています。

インプラントは外科手術を要するので、慎重な歯科医師選びが必要です。

入れ歯治療における歯科医師の重要性

入れ歯は、患者1人1人に合わせて作ります。

スキルのある歯科医師・歯科技工士が入れ歯を作れば、しっかりとフィットし、ぐらつきもさほどありませんし、何でも噛めるようになります。

しかし、未熟な歯科医師・歯科技工士の作った入れ歯は隙間ができ、ぐらつきます。

合わない入れ歯を使い続けると、隙間に食べカスなどが挟まり、口腔内が不衛生になってしまい誤嚥性肺炎を起こすう可能性も出てきます。

ほかにも、顎骨が徐々に吸収されて無くなってしまったり、残っている歯に負担がかかり過ぎて早く抜けてしまうこともあります。

入れ歯は、歯科医師と歯科技工士の連携がしっかり取れて、はじめて良いものが作れます。

入れ歯治療は症例によって最も技術を必要とする治療法でもあり、多くの若い歯科医師が苦手としている治療法でもあります形は同じでも使用感はまったく異なり、同じ義歯でも雲泥の差があるのも事実です。

それぞれのメリット・デメリットを比較しよう

歯の治療は、その後の生活に大きく影響してきます。

インプラント治療にしても入れ歯治療にしても、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで選択することが大切です。

メリット デメリット
インプラント治療は、天然の歯と同じぐらい噛む力が強い インプラント治療は高価
インプラント治療は見栄えがいい インプラント治療は治療に時間がかかる
入れ歯治療は、お値打ちに作れる 入れ歯治療は噛む力が弱く、異物感がある
入れ歯治療は、メンテナンスが比較的楽 入れ歯治療は見栄えが悪い

このようにインプラント治療と入れ歯治療を比較してみると一長一短であることがわかります。

コストを抑えたいか、天然歯のような歯を取り戻したいか、短期間で治療を終えたいか等、自分が何を最優先に歯の治療を行いたいかを最初に明確にすることで、どちらの治療法が自分に適しているかがわかってきます。

これらのメリット・デメリットを参考に、どちらが自分に適した歯の治療法なのか見極めて、選択してください。

自分にあった治療法を見つけよう!

インプラント治療、入れ歯治療の違いやメリット・デメリットを紹介してきましたが、治療法として選択する上で注意しておきたいことあります。

それは、インプラント治療、入れ歯治療は顎の形などによっては、どちらかしか治療ができない場合がある点です。

どちらの治療をするにしても、一度歯科医院を受診し、歯科医師のアドバイスのもと選択することをおすすめします。

歯は物を食べる上で必要不可欠。

歯で噛めると脳の血流量が向上し認知症予防なりますし、体の姿勢維持、意欲の向上など、健康を保つ上でとても大切な治療なので、自分に合った治療法で治療をしましょう。

伊藤 貴志 歯科医師 いとう歯科 院長監修ドクターのコメント

インプラント治療の場合は外科手術が必要ですので、万が一の事故ということも考えられます。

事前のCT撮影や埋入ガイド模型を使ったシュミレーションを行うことで事故のリスクを下げられますので、そういった取り組みをしている歯科医院を探すと良いでしょう。

複数の歯科医院で説明を受けると、より良い選択肢が見つかるかもしれません。

また、噛む力が弱いとされる総入れ歯ですが、治療次第では苦手とされるリンゴの丸かじりなどもできるようになるでしょう。

こちらも、入れ歯治療に熱心に取り組んでいる歯科医院を探すところからスタートです。

どちらの治療法を選ぶにせよ、年を重ねても美味しいものを食べて元気に過ごせるように、自分に合った治療法を選択しましょう。

 

監修ドクター:伊藤 貴志 歯科医師 いとう歯科 院長

この記事の監修ドクター

伊藤 貴志 歯科医師 いとう歯科 院長

出典:http://www.kande-cho.com/
伊藤 貴志 歯科医師
いとう歯科 院長

PROFILE

愛知学院大学歯学部を卒業。同大学の付属病院歯周病科で常勤勤務医としてキャリアをスタートさせたのと同時に、小児歯科や矯正歯科、口腔外科の専門医の元でも修行を積み、さまざまな分野において技術・知識の研鑚を重ねた。
2010年にいとう歯科院長に就任し、現在に至るまで、休日や診療後などの時間を使い技術向上トレーニングを行い、新しい材料を採用する前には自ら実験して効果を確認するなど、より良い診療を提供するための努力を徹底して行っている。
日本歯周病学会、日本歯科理工学会、日本小児歯科学会、日本口腔インプラント学会などに所属するほか、複数のスタディーグループにも籍を置いている。

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いとう歯科

出典:http://www.kande-cho.com

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