抗生物質で虫歯も治る!?虫歯と抗生物質の関係性 | 歯科サプリ

抗生物質で虫歯も治る!?虫歯と抗生物質の関係性

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虫歯治療をしていて抗生物質を処方された経験がある方も多いのではないでしょうか。近年、虫歯治療として抗生物質を使用する例もあるほど、虫歯治療と抗生物質は深い関係にあります。

今回は歯科で処方される抗生物質にはどのようなものがあるのか、どういった時に処方されるのか、虫歯治療が抗生物質でできるのかなど虫歯治療と抗生物質の関係性について、歯科サプリ編集部がご紹介します。

 

歯科で抗生物質が処方される場合

まず、歯科ではどのようなタイミングで抗生物質を処方するのかについてご紹介します。

急性炎症が見られる場合

歯に対してではなく、歯茎などに炎症が起こって痛みがある場合、そしてそれが明らかに何かしらの菌によるものと断定できる場合には歯科では抗生物質が処方されます。

スケーリングルートプレーニング

虫歯の原因となる歯周病菌の除去のために行う治療のことです。キュレットという器具で汚染されたセメント質を落としてから抗生物質を内服することがあります。

虫歯と直接関係のある治療ではないものの、虫歯を予防する治療として重要視されています。

治療後の感染予防

虫歯治療で歯を抜いた、あるいは削った際に歯茎を傷めたなどという場合、感染予防を兼ねて抗生物質が処方されます。虫歯治療で受診をした際に、抗生物質が処方される最も多い理由がこの治療後の感染予防目的ではないかとされています。

歯科で処方される抗生物質

抗生物質にはたくさんの種類があるため、歯科によって処方される抗生物質の種類は異なることが多いです。その中でも基本的に処方する抗生物質のベースを決めている歯科も多くあります。

一般的に歯科ではどのような抗生物質が処方されるのか、その種類をご紹介します。

歯科で処方される抗生物質の第一選択

一般的に歯科で処方される抗生物質は以下のようになります。

・マクロライド系(ジスロマック、アジスロシンなど)
・βラクタム系のセフェム系(フロモックス、セフカペンピボキシルなど)
・ニューキノロン系のフルオロキノロン系(クラビット、レボフロキサシンなど)

これらの薬剤は安全性が確立されていること、抗菌力が高く効き目が良いことから多くの歯科で第一選択として使われています。特にセフェム系のお薬は歯科領域で100万件以上も使用されていて、非常に信頼のある抗生物質となります。

これらの抗生物質を使用して4~5日経過観察をし、効き目が出ていないと判断された場合には違う薬剤に変更します。しかし、多くの方が1つ目の薬剤を使用した段階で症状が改善するため、この3つの抗生物質の種類を全て使用する例は少ないようです。

歯科で抗生物質を処方される際に注意しておきたいこと

歯科で抗生物質を処方される際に注意しておきたいことをいくつかご紹介します。

まず1つ目は自己判断で内服を中断しないことです。特に虫歯治療後は痛みや症状が治まってくるとつい抗生物質の内服を忘れてしまい、気が付いたら飲んでいなかったということもあります。しかし、抗生物質は全て飲み切ることで抗菌効果を発揮してくれます。そのため、処方された日数分は全て飲み切りましょう。

2つ目は効果が出ていない場合はすぐに病院を受診するということです。前述したように抗生物質は数日飲み続けてもらい、効果が出ていない場合は別の薬剤に交換します。内服しているけれど抜歯後の歯茎の腫れが引かない、痛みが続くという場合には抗生物質が聞いていない可能性があるので、治療した歯科を受診しましょう。速やかに受診を行わないことで、感染症にかかってしまう可能性もあります。

3つ目は、歯科医に自分の既往歴や現在内服しているお薬を正しく伝えるということです。抗生物質には飲み合わせや、禁忌となる病気があり全員が全員同じ薬剤を飲めるとは限りません。場合によっては抗生物質を内服したことにより持病が悪化した、普段飲んでいる薬が効かなくなったということもありうるため、あらかじめ自分の病気や内服しているお薬は正確に伝えましょう。

抗生物質で虫歯の治療ができる!3mix法

現在さまざまなメディアで話題となっているのが虫歯の治療が抗生物質で行えるということです。
抗生物質を飲むだけで虫歯の治療ができるならば嬉しいものです。

この治療方法を3mix法と言います。3mix法とはどのような治療方法なのでしょうか。

3mix法の特徴

3mix法とはメタロニダゾール、ミノサイクリン、シプロキサンという3種類の抗生物質を混ぜ合わせたお薬を使用して虫歯菌を殺菌、無菌化するという方法です。

虫歯菌に最大限の効果を発揮するだけでなく象牙質の再石灰化を促す効果もあります。

3mix法の治療

3mix法ではまずエナメル質と軟らかい象牙質だけを削り取ります。虫歯になった象牙質は神経が死んでいるために痛みはありません。また、象牙質は取りきるとまだ生きている神経を露出してしまい痛みを伴うこともあるため、完全に取りきらずに一部をあえて残して置く場合もあります。

このようにして一部分を切り取った後は削った部分を十分に消毒し、削った部分に3mixの薬剤を詰めます。そして、その上から歯科用のセメントで埋めます。さらに、金属やセラミックなどを用いて永久的な詰め物をして治療が終了となります。詰めた薬剤の成分が徐々に浸透することで、虫歯菌を殺菌するのです。

3mix法のメリット

3mix法にはいくつかのメリットがあります。まず最大のメリットは虫歯であるにも関わらず、削る部分が少ないということです。そのため痛みを感じることも少なく、負担も軽く済みます。

2つ目は歯の神経を保護できるということです。虫歯が進行してしまえば神経ごと抜かざるを得ないことも多くなりますが、神経を残して置けるということが大きなメリットです。

3つ目は自分の歯を長持ちさせることができるというところです。なるべく長く自分の歯で生活していきたい、銀歯など目立つ派にしたくないという方にとっては理想的な治療法ではないでしょうか。

3mix法の値段

3mix法は使用する抗生物質は厚生労働省から認可を受けている一方、歯科分野の治療で使用することに対しての認可は受けていません。そのため、自費診療扱いとなり、料金は歯科によって異なります。

大体虫歯1本あたり1,000円から10,000円ほどが相場となり、中には数万円かかる場合もあります。

またこの治療そのものを実施していない医療施設もあるため、かかりつけの歯科医へ確認をしておくと良いでしょう。

抗生物質は虫歯とうまく付き合うために有効

抗生物質と虫歯には深い関係があるということが分かりました。虫歯治療後に抗生物質が処方されるという場合は必ず自分の現在の病気や内服している薬と一緒に内服していいかを確認し、抗生物質を内服したことで効果が出ているかを観察しておくことが必要です。

また、抗生物質を使用した虫歯治療、3mixを行いたいという場合は必ず歯科に3mix法ができるのか、自分の虫歯の進行度でも治療が可能かを確認してから受診した方が良いでしょう。

自費診療となるため費用がかかると思われがちですが、歯医者に通う回数や自分の歯が長年残せることなど長い目で考えれば3mix法も意外と値が張らずお値段以上の価値がある治療法なのかもしれません。

虫歯治療でおすすめの歯医者さん 近畿編

北村歯科医院淡路町クリニック

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